読書と仕事と病気と、まったりとした日々

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ブーツ・オン・ザ・グラウンド

その昔、アナログゲームメーカー「天下布武」が販売したウォーゲーム界の隠れた名作?で湾岸戦争を題材にした「砂漠の嵐作戦」を手に入れました。
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シナリオはいくつかあり、仮想シナリオには日本やイランが参戦するシナリオもあります。
日本のユニットは北海道の第7機甲師団、富士の戦車教導団、習志野の第1空挺団と精鋭部隊が揃っています。
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日本は史実では、戦争中はお金を出し支援をしましたが、当時の日本の経済状態に比べ支援は微々たる物でクウェート湾岸戦争終結直後に、ワシントンポスト紙に掲載した謝意の広告には、クウェート解放に貢献した全ての国の国旗が掲載されていましたが、金銭的貢献しか行わなかった日本は除かれていました。
その後、ペルシャ湾掃海艇を派遣すると、一定の評価は得られましたが、他の国とは比べ物にならないもので
そのせいかイラク戦争ではアメリカから「ブーツ・オン・ザ・グラウンド」(地上部隊の派遣を)と言われました。

ウォーゲームや戦争史を読むのを好んで趣味にしてる自分を意外と思われるかもしれませんが、自分は9条改正や、空母、原潜、核などの開発保持には反対です。
ぶっちゃけ空母にしても原潜にしても某お隣の赤い国のように1隻だけ持っていても意味がありません。
空母、原潜は常時24時間運用する事に意味があり、それには最低3隻必要になります。
動かしている状態のものが1隻、待機しているのが1隻、整備しているのが1隻。
これがなければ、ただの金食い虫です。

核にしてもそうです。
まず実験場がない。
他国から買うにしても、それを運用整備する能力が今の日本に無いのが実情です。
ソ連は強いアメリカを目指すレーガン政権に対抗しようとした結果、軍事費の増大負担で国家経済が傾き、ソ連の崩壊にまで発展しました。
日本には、そこまで行くことは無いだろうと言う方がいるでしょう、ですが実情はわかりません。
核や空母や原潜を維持管理するには、たくさんのノウハウやお金が必要なのです。
ただハンターキラー能力を持つヘリを搭載するヘリ搭載護衛艦は必要だと思っています。
中国の潜水艦、片道覚悟の北朝鮮の潜水艦は事実脅威であり、第二次大戦、対潜能力を軽視した日本はアメリカに機雷や潜水艦によって、無制限潜水艦作戦を行われ多数の餓死者を出しています。
シーレーン防衛には対潜能力のある航空機は必要不可欠です。

話は逸れましたが、このゲームではアメリカの言う「ブーツ・オン・ザ・グラウンド」ができるようになっており興味深いです。
そしてパッケージのパパブッシュとフセインが腕相撲するイラストは小林源文が描いたそうです。
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面白いですね笑
小林源文の描く戦争漫画は面白く、ソ連地上軍が新潟に上陸し東京には特殊部隊を送り自衛隊と市街地戦を繰り広げる「レイドオントーキョー」やソ連が北海道に上陸する「バトルオーバー北海道」は大好きです。