読書と仕事と病気と、まったりとした日々

読んでる本や読んだ本の感想や病気の日々の事をのんびりと書いていきます

主治医と昔の話

昨日、仕事でのミス(これに関しては僕が悪いです)から店長に性格を否定されるような事を言われて、帰宅後自傷行為を3年ぶりくらいにしてしまいました。
泣きながらトイレで1時間ほど。
その後泣き疲れたのか、寝てしまい起きるまで自傷行為をしてしまったことを完全に忘れてしまい、痕を見るたびにしなければ良かった……と後悔しています。

後悔しつつ嫌な事を思い出したり、仕事したくないなぁ……と思いますが、しちゃった事は仕方がない……木曜日に店長に会うまでに傷をどうしようかなぁ……と考えたり、暑いのに長袖着たり……

そして今日心療クリニックでは、一時期やめていたサインバルタカプセルが再び処方される事になりました。

それはさておき今日は主治医の話をします。
心療クリニックの方じゃなくて、血友病の方の主治医についてです。
今の主治医は3人目で、かれこれ10年の付き合いです。
最初の主治医は僕が生まれつき通っていた国立病院の院長だったのですが、10年ちょい前、その病院がなくなり院長も定年を迎え隠居しました。
2代目はその病院にいた外科医だったかな……この人は血友病の世界では有名な方で、今は研究をしているとのこと。
で今の主治医も血友病では有名な方(本人曰く)で僕の地元では唯一の専門の知識を持ってる人です。

今回は3人目の主治医の話です。
初対面は1番最初の国立病院時代、僕はおそらく当時小学生だったかなぁ……ホント記憶が定かではなく、多分20年くらい前だったような気がします。
その国立病院で、主治医も働いていて、何かのきっかけで診てもらった記憶があります。

で、次に再会したのが、その病院がなくなり他の病院がそこのスタッフを受け入れたのかな?そこで今の主治医も働いていて気づいたら主治医になってました 笑
それが10年ほど前の話。
当時の僕は通信制高校に通っていましたが、普段は家に引きこもり他人や家族にも自分の感情を伝えない……多分伝え方がわからなかったんだと今は思うんですがそんな子でした。

そんな時、僕は手術しなければならなくなり入院しました。
前述の通りの僕ですから、手術が終わってもリハビリ以外は別段人と接さず、病室に引きこもっていました。
この記事は思い出しながら書いてるので、曖昧な部分が多々ありますが多分……確か病室にこもってゲームしていたのかな…DSしていた記憶があります。
そんな時、当時の看護師の副師長から「◯◯君は、もっと人に意思を伝えた方がいいよ」と言われました。
この方も、ある意味今の「僕」を作るきっかけになってくれた方の1人です。

というかそれで思い出した、最初の入院の担当看護師さんは血友病の担当は初めてで、後で他の看護師さんに聞いたんだけど「◯◯さんは(担当看護師)本当に毎日のように◯◯君(僕)の事について、どう接していいか悩んでいたのよ」と……

で、ある日僕は病院を深夜抜け出しました。
何でそんなことやってしまったんでしょうね…?
他人に迷惑がかかるとは、思わなかったんでしょうね。
そうしたら、どこかで僕が倒れているんじゃないか?と警察にも連絡を取り病院側は僕を必死に探していたそうです。
病院に帰ってから、僕は大変な事をしてしまったんだな、と思い知りました。
僕はやってしまった罪悪感と人から怒られるという恐怖から、さらに病室に引きこもって布団に潜り込んでしまいました。
でも誰も怒ろうとしません、むしろ「大丈夫大丈夫」みたいな反応でした。
でも主治医だけは違いました、怒られましたね……どれだけの人に迷惑をかけたんだと
僕はそれを境にやっと病院の人たちに自分の感情を徐々にですが、伝えられるようになりました。

担当看護師さんとは仲良くなり、まるで弟のように可愛がられました。
休みの日に実家に帰ると聞いたときはお土産をねだり僕は「形が残る物が欲しい」と言ったら地元のお守りをくれました。
これは本当に嬉しく、今も肌身離さず持ち歩いています。
他にも彼氏の話を聞いたり僕を呼ぶ時も僕の下の名前で呼んだりしてくれました。
当時僕の家族関係は完全に崩壊していて母と父は家庭内別居状態。
今は離婚していますが
何かあれば母は父の文句ばかり、父もそんな感じでした。
なので、僕は病院に自分の場所を探し求めたんだと思います。
本当に嬉しかったです。

他にはリハビリの先生とも仲良くなり
(このリハビリの先生も最初の国立病院にいた先生でした)
リハビリの時間じゃないのにリハビリの先生たちの部屋には入り浸り、ずーっとその先生や他のリハビリの先生と雑談したり、お見舞いでもらったお菓子なんかを皆で食べたりもしました。
今思い出すと、思いっきり迷惑人間ですね……

これがだいたい入院して、3〜4ヶ月目の頃の話ですかね。
この頃に2人の人に出会いました。
1人はその病院のある地元の人で、手術をするため入院した人で、16歳ほど年上の方でした。
入院は6ヶ月で終わりましたが、その後も僕にお酒の飲み方や夜の街での遊び方、女性の扱い方を教えてくれたり、今まで知らなかった世界を教えてくれました。
インドア派な僕に「釣り行くぞ!」と唐突に言われて遊んだこともありました。

もう1人は同じ病気の方で、初めて僕は自分以外の同じ病気の人と知り合い、色んな事を話しました。
週末になると、その人と外出届けを出してドライブしたりご飯食べに行ったりしました。

タイトルが「主治医について」なのに色んな人の事を書いてますね……笑
今まで28年生きてきて、僕はこの時代が1番楽しい時期でした。

初めて人を本当に好きになったのもこの時期でした、相手は看護師さんなんですが
ヘタレな僕は担当看護師さんに「間に入って」ってお願いしたら、担当看護師さんに「何でずっと担当していた私じゃなくて、◯◯さん(僕が好きになった相手)なのよ!?」と言われましたが、間に入ってもらいましたが振られました 笑
何故か……察しはある程度できますが、この件、主治医は知っているそぶりがあり、「◯◯は女の趣味悪いわねー」とからかわれた事があります…汗

話は主治医に戻しましょう。
そんな事がかれこれ3〜4年ほど続き、主治医は病院を退職し他の病院に行く事になりました。
あまりに急な事で、当時僕は正直恨みましたが、病気の事もあり主治医には主治医の理由があり納得し主治医に付いて行き何度か病院も変わり今に至ります。
今は主治医が院長で、家から比較的近くの病院になったので、2〜3週間に1度通院しています。
そして僕は主治医と、当たり前ですが病気の事も話しますが、7割方は家族の事や日常の出来事や面白かったテレビの話など雑談を1時間ほどして血液製剤を貰い帰ります。
その時間は短いか長いと思うかは人によって様々でしょうが、僕にとっては大切な時間であり、僕は家族も含めても、主治医をこの世で1番信用している人間です。
またこの記事に書いた人たち、誰が欠いたとしても「今の僕」は存在しなかったと思います。
何でこの記事を今書こうと思ったのか、僕はわかりません。
もしかしたら、昨日の自傷行為が影響してるのかもしれません。
ふと書きたくなりました。

自傷行為については、今回は主治医に怒られず化膿止めを出して頂きました。