読書と仕事と病気と、まったりとした日々

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今読んでる本

湾岸戦争を調べるのは一旦止めて
息抜きに「陸戦史集第1巻 朝鮮戦争 国境会戦と遅滞行動」を読んでます。
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陸戦史集シリーズは陸上自衛隊幹部学校(旧陸軍大学校に相当する機関)の戦史教官たちによって設立された「陸戦史研究普及会」という会の会員が執筆、編集していて、この巻は佐々木春隆氏が戦史教官を務めた時に書いたそうです。
この方は、旧日本陸軍士官学校第54期で日本軍の大陸打通作戦時には連隊参謀を務めた方です。
大陸打通作戦など、この方の何冊か本を持っていますが、この朝鮮戦争の本も書いていたとは知りませんでした。
僕はこのシリーズは、他に第一次大戦のタンネンベルヒ殲滅戦と日露戦争の旅順要塞攻略の巻を持っていて、それぞれの戦いを1冊丸々使って濃い内容を書いてあるので好きです。
朝鮮戦争の巻はアメリカ、韓国、北朝鮮の公刊戦史と韓国陸軍の作戦部長の本を文献を参考にしているそうです。

以前、元陸将補が書いた「世界歩兵総覧」という本を読んで、北朝鮮の公刊戦史の存在を知ったのですが、そのタイトルや内容は全くわからなくて消化不良気味だったのですが、この本によると北朝鮮の公刊戦史は「朝鮮人民の正義の祖国解放戦争史」という物で、編集したのは「朝鮮民主々義人民共和国科学院歴史研究所」とのことです。
すっきりしました。

陸戦史集〈第1〉朝鮮戦争史 国境会戦と遅滞行動 (1966年)

陸戦史集〈第1〉朝鮮戦争史 国境会戦と遅滞行動 (1966年)



世界歩兵総覧

世界歩兵総覧