読書と仕事と病気と、まったりとした日々

読んでる本や読んだ本の感想や病気の日々の事をのんびりと書いていきます

ここ2週間くらいで買った本

ワルシャワ条約機構軍特殊部隊」
痒い所に手が届く(?笑)ことで有名なイギリスのオスプレイ社の1冊です。
特殊部隊とは書いてありますが、ソ連軍の空挺軍(現在のロシアにも存在する軍の1つ)や海軍歩兵も扱っています。
特殊部隊はソ連軍とワルシャワ条約機構を構成する国々…ポーランド、東ドイツ、チェコスロバキアハンガリールーマニアブルガリアの各国軍の部隊についてです。
原著名は「Soviet Bloc Elite Forces」なので「ワルシャワ条約機構軍の精鋭部隊」とかの方が合っていたんじゃないですかね

鳥井順著「イラン・イラク戦争
先月欲しい欲しいと言っていた本を安く見つけたので買いました。
今はこれを読んでます。
1980年にイラク空軍によるイラン空軍基地への攻撃から始まり、1988年に国連安保理決議によって勝者が決まらないまま長年にわたる戦争が終わりました。
泥沼化ですな。
最初にあげた「ワルシャワ条約機構軍特殊部隊」もですが「イラン・イラク戦争」について軍事的に書かれた本は少ないです。
この本は1年間の戦いに1章を使って書かれていますので、かなり詳細な内容です。

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エルヴィン・ロンメル著「歩兵は攻撃する」
ドイツ国防軍の元帥であるロンメル戦間期に教本として書いたもので、内容は第一次大戦の山岳歩兵部隊の指揮した事などです。
ロンメルについては2年くらい前に、一時期かなりハマって色んな本…リデルハートロンメルが奥さんに宛てた手紙や覚え書きを編集した「ロンメル戦記」や山崎雅弘著「ロンメル戦記」
パウル・カレル著「砂漠の狐北アフリカでドイツの捕虜になったイギリス軍の将軍が書いた本や、ロンメルの副官を務めた本等々を読みまくりましたが、最終的に飽きまして笑
その後はさっぱり読まなくなったのですが、山崎雅弘氏が書いた「ロンメル戦記」にロンメルはこの本で儲けまくって、印税の一部を脱税していた事で気になり、陸軍の精鋭兵種の1つである山岳歩兵の戦いがどのようなものだったのか知りたくて予約して買いました。

「スナイパー 現代戦争の鍵を握るものたち」
これはアメリカ陸軍の狙撃手や選抜射手30人にインタビューし13人のエピソードを書いたものだそうです。
戦場はレバノンのベイルートやアフガニスタンイラクです。
それらの場所で様々な任務に就いたスナイパーの話です。
その中でも主に書かれているのは第3歩兵師団第69歩兵連隊第2大隊所属の10人ほどの狙撃チーム、通称「シャドウ・チーム」と呼ばれる人たちです。
中には新生イラク軍に軍事顧問として派遣されたために将校ながら狙撃手を務めた人の話もあり興味深いです。
3分の1ほど読みました。

そしてその本の影響で「アメリカンスナイパー」を買いました。
「ラマディの悪魔」というあだ名をつけられイラク軍の残党やアルカイダから賞金をつけられていた狙撃手「クリス・カイル」の自伝です。
狙撃での殺害人数は公式記録は155、非公式記録を入れると260を超えアメリカ軍史上最大の数です。
実はこの本、映画化される数年前に「最強の狙撃手」というタイトルで1度出版されているんですよね、別の出版社から
僕もその時に読んだのですが今回早川が独占で翻訳ってことはその本はどうなるんでしょうね……
クリス・カイルは軍を退役しアメリカ本国で民間軍事会社を設立したのですが、PTSDを患った方に撃たれて死亡したというニュースを見たときは驚きました。
悲しい最期です……

ラスト1冊は「兵器と戦術の日本史」
元々は陸自の幹部学校の教官を務めていた著者が、同学校の機関紙で連載していたものをまとめた本です。
前作には「兵器と戦術の世界史」というのがあり、中世や近代のヨーロッパでの戦いを純軍事的に解説した内容で面白かったです。
日本史の方は古代日本から平家と源氏、南北朝応仁の乱、朝鮮の役、西南戦争などが書かれています。
内容は結構難しく、その時代の背景を知らないとついていけないです。

 
ワルシャワ条約機構軍特殊部隊 (MBミリタリーブックス)

ワルシャワ条約機構軍特殊部隊 (MBミリタリーブックス)


イラン・イラク戦争 (パレスチナ選書)

イラン・イラク戦争 (パレスチナ選書)


歩兵は攻撃する

歩兵は攻撃する

スナイパー---現代戦争の鍵を握る者たち

スナイパー---現代戦争の鍵を握る者たち

アメリカン・スナイパー (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

アメリカン・スナイパー (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

ネイビー・シールズ最強の狙撃手

ネイビー・シールズ最強の狙撃手

兵器と戦術の日本史 (中公文庫)

兵器と戦術の日本史 (中公文庫)

兵器と戦術の世界史 (中公文庫)

兵器と戦術の世界史 (中公文庫)