兵器と戦術の世界史、日本史
世界史の方は文庫版が出た頃に購入したのですが、失くしてしまい最近買い直しました苦笑
そのため、この2冊……特に世界史の方は砲兵万歳!みたいな書かれ方をしており、どちらかというと砲兵の世界史とも言うべき内容になってます。
官軍はわかるんですが、幕軍に何故そんな大量の弾が残っていたんですかね?
数々の戦いで敗けての、最終地が箱館だったのに……備蓄していたんでしょうかね?
さらに驚いたのは、西南戦争。
この時の官軍の消費弾薬は大砲7.3万発
小銃3千500万発……箱館とは桁がさらに違いますな!
しかもこの小銃弾消費量は後の日露戦争での日本軍が使用した弾薬の約3分の1に達しているそうです。
日露戦争で、火砲(野砲など)の準備弾薬の少なさが問題になりましたが
あれはなんでも普仏戦争、露土戦争を参考にし日清戦争での経験を元にした数だそうで、で実際は日本軍砲兵の1日の消費量は平均170発、2日間で3万発を超え、これは開戦時の見積もりで出した半年分の量に相当したそうです……
- 作者: 金子常規
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
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