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アメリカ海兵隊の太平洋上陸作戦 下巻読了

折しも太平洋戦争が勃発した日に「アメリカ海兵隊の太平洋上陸作戦」の下巻を読み終えて、これで同シリーズの全3巻を読み終わりました。

内容は上巻はガダルカナル、タラワからサイパンまでを
中巻はグアムの戦いから硫黄島
そして最終巻は硫黄島での戦いの続きから沖縄戦までです。

41年には4.5万人 43年には31万人、同年タラワでは4日間の戦闘で3110人の損害が出た海兵隊が、45年には48万人の巨大な軍事力へとなった海兵隊の運用と装備の進化について「軍事研究」という雑誌に連載された記事をまとめた物です。 
日本も、米海兵隊の水陸両用作戦に対抗するため様々な戦術戦略を考え、その答えが硫黄島と沖縄の要塞化でした。
個人的には日本軍はアメリカ側の圧倒的な物量で玉砕なイメージがありましたが、アメリカ側視点のこれらの本を読むと、実際は苦戦したことが驚かされました。

今現在、陸上自衛隊は水陸機動団を編成するため各種ノウハウを研究しているとのことです。
つい3か月前に中国は抗日戦勝利70周年パレードを行いました。
そこでは05式水陸両用戦車が従来、緑の迷彩色だったのが、初めて洋上迷彩である青の迷彩色で登場しました。
それは明らかに周辺国……特に島国である日本、台湾などを牽制する意図があると思われます。

当然やってると思われますが、この時のアメリカ海兵隊との戦いを研究し将来それを活かした水陸機動団は有事に対応し、中国軍への抑止力となる事を願うのみです。