6月上旬の読書
6月は精神的に落ち着いているのか読書がはかどります。
3冊ほど読み終わりました。
まずはジョン・スコルジーの「レッドスーツ」
銀河連邦の旗艦イントレピッド号に配属された若き少尉とお仲間達。
任務で毎回死ぬのは赤い服の下っ端たち。
そしてブリッジに詰めてる5人の艦の首脳陣は何か重大な怪我や病気になっても簡単に治ります。しかも謎の箱の装置により……面白かったです!
映像化して欲しいな。
主人公は全員なんだよ!という感じのドタバタSF、最後の方はシリアスですが、かなり良かったです。
この人の本は老人と宇宙をだいぶ前に購入したのですが、若返った老人たちがピー(自己規制)するという描写があったので積んでいたのですが、読むかもしれません。
2冊目もスコルジー。
「ロックイン 統合捜査」
21世紀版ニューロマンサーです。
主人公の職業で考えると攻殻なんでしょうが、自分の中では元祖サイバーパンクと言ったらニューロマンサーなので 笑。
SFのガジェットなどに目新しい物はないのですが、ストーリー展開が早くグイグイと引き込まれます。
驚かされたのは主人公の人種。
僕は最初、この作品に出てくるロボットは司政官全短編の表紙に載ってるような無機質なイメージもあって白人かと思ってたのですが、終盤のさりげない人種の記述。
この辺りは宇宙の戦士の終盤に近いものを感じ面白かったです。
3冊目はロイス・マクスター・ビジョルド
「無限の境界」
ヴォルコシガンサガと呼ばれるシリーズの中編集です。
このシリーズ初読了です。
数年前に図書館で戦士志願を借り読んでたんですが、その時は途中で止まってしまいました。
それが今思うと悔しいくらい面白かったです。
喪の山は司政官にありそうな話なんですが宇宙版水戸黄門で爽快感のある面白さです。
迷宮は腐敗した商業惑星の遺伝子研究所という、その舞台にサイバーパンク的な面白さを感じました。
そして表題作の無限の境界には映画大脱走みたいな展開になると思い食事をみんなに均等に分けるという行動はそれを成功させるための物と思いきやラストで傭兵艦隊が助けに来て良い意味で驚きました。
3作とも面白い作品でした。
現在戦士志願に再び挑戦中です。
それと何冊か買いました。
「翼のジェニー ケイト・ウィルヘルム初期傑作選」
「叛逆航路」
「ガンメタルゴースト」
「大航宙時代」
「アンドロイドの夢の羊」(スコルジーの作品です)
「ウは宇宙ヤバイのウ!」(裏世界ピクニックの人の作品)
で、今は翼のジェニーを少しずつ読みつつ戦士志願を読んでます。
翼のジェニーは短いのですが、ほんわかと心を温かくしてくれる作品です。
結構僕好みですね。
翼のジェニー〜ウィルヘルム初期傑作選 (TH Literature Series)
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ウは宇宙ヤバイのウ! ~セカイが滅ぶ5秒前~ (一迅社文庫)
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