読書と仕事と病気と、まったりとした日々

読んでる本や読んだ本の感想や病気の日々の事をのんびりと書いていきます

風邪と読書と

ここ2週間ほど風邪をひいています。
そのせいか、仕事と読書以外する気が起きません。
まあ仕事は1度病欠し、1度は早引きさせてもらいましたが……

で、何の本を読んでいるかと言うと
ラリー・ボンドって人の小説です。
元々は米海軍にいた方で、ウォーゲームの結果をもとにトム・クランシーが書いた「レッドストーム作戦発動」で軍事アドバイザー兼共著者を務めたという経歴の持ち主です。
その方の「中国軍を阻止せよ」上下巻を読みました。
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2016年、スプラトリー諸島に侵攻するため中国は「トライデント」作戦を発起
これはスプラトリー諸島空母遼寧を旗艦とした空母打撃群と地上軍を送り込む作戦だったが、事前にベトナムによって察知されベトナム軍は機雷により空母を攻撃、侵攻は延期。
それの報復として中国軍ベトナムのタンカーを攻撃、撃沈する。
ベトナムは以前より連絡し合っていた、中国と領有権で争っている日本、韓国、インドなどの国と「沿岸同盟」を結び、中国のタンカーを潜水艦で攻撃し戦争になる……実はこの沿岸同盟の中心人物は日本のとある人物だった。

みたいなお話です。
今のスプラトリー諸島を巡る紛争とリンクしていて中々リアルで迫力のある本でした。
この手の本によくあるようなロマンス要素も一切なく面白かったです。
最初はベトナムと中国の戦いから始まるのですが、段々と外交部分は日本が中心になり飽きさせない流れで、戦闘も元潜水艦乗りの著者らしく、潜水艦の艦長同士の腹の探り合いに臨場感があり面白かったです。
最後は世界の警察官アメリカが全て良いところを持っていきますが(笑)オススメできる作品です。

はー面白かった!
この人の他の本……第2次朝鮮戦争を題材にした「侵攻作戦レッドフェニックス」とヨーロッパでの現代戦を題材にした「ヨーロッパ最終戦争1998」も買いましたので、次はどちらかを読みます。
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ただヨーロッパ最終戦争1998の方はネットで注文したので、まだ届いてませんが…

中国軍を阻止せよ! <上> (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

中国軍を阻止せよ! <上> (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

中国軍を阻止せよ! <下> (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

中国軍を阻止せよ! <下> (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)