鉄砲を捨てた日本人 読了
ノエル・ペリン著「鉄砲を捨てた日本人 日本史に学ぶ軍縮」を読み終わりました。
島原の乱以降に鉄砲を減らし、鎖国によりその進化を止められた日本の鉄砲最終的には幕末に欧州からミニエー銃やゲベール銃が入るまで鉄砲や大砲の技術は1600年代から変わらず
そのケースを元に考えて、鉄砲を減らした日本に見習って世界は核軍縮ができないだろうか?と70年代に書かれた本です。
著者は英米文学教授なため、日本の知識はほとんど無いし日本との関わりは朝鮮戦争に行った時に寄った程度です。
当時の70年代のアメリカでは今よりも資料が少なかったからか、かなりおかしいところがちらほらとありますが、訳者による訳注が多いので言いたい事はわかります。
(この点は今の日本でもありえる事象なので仕方ないです)
だからこの本は学術的な物ではなく、エッセイみたいな感じに仕上がっています。
と言いつつ悪くはない本でした。
日本語版への序文の「ただ乗り」云々は英訳してトランプに読んで欲しいですな笑
- 作者: ノエルペリン,川勝平太
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1991/04
- メディア: 文庫
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